三月三日のひな祭り

  • 2014.03.03 Monday
  • 23:37
三月三日の今日は桃の節句でした。

女児の健やかな成長を祈るため、日本全国、地域によって様々な風習とともにお人形が飾られています。

工房朋の市松人形たちも、段飾りの横や対の親王雛として飾られていることを想像しますと、このようなお祝いの日には特別感慨深いものがあります。


先月の末に昨年の秋に展示会をさせていただいた堺市の水野鍛錬所様にお邪魔したところ、雛飾りが幾つも飾られておりました。中には大正時代の御殿付きの段飾りのものもあり、水野様の親子三代の見応えがある雛飾りと共に工房朋の雛人形と市松人形も飾られていました。





とても可愛いお孫さんのためのお人形を作らせていただきました。



期間は三月一日から四月の六日までと長く、水野鍛錬所様以外にも七まちと呼ばれる堺の北側の町屋が立ち並ぶエリアで雛飾り巡りが開催されています。


イベントの詳細は七まちのホームページをご覧ください。
http://nana macho.com

関西にお住まいの方は是非、堺の七まちの雛飾りを見に行かれてはいかがでしょうか。

水野鍛錬所様
072-229-3253

工房朋
奈良市登美ヶ丘1-3-15
0742-49-6028
Facebookもございます。

三月三日 桃の節句

  • 2013.03.03 Sunday
  • 01:58
今日は一年に一度、女の子のための優美なお祭りの日です。
お祝いをされるご家庭では、人形を出し段飾りや小物の用意などとても忙しい週末だったのではないでしょうか。

以前にも何度かご紹介させて頂きました工房朋の雛人形も、今日のために制作してまいりました。
優しい表情をした愛らしい頭と、吟味を重ねた古裂衣装から制作した寸分のくるいもない着付け。その工程ひとつひとつにお子様の健やかな成長とご家族の繁栄の願いをこめて一対のお雛様は完成します。
この格別なお慶びの日のために、工房朋の雛人形をお選び頂きました皆さまには心より感謝を申し上げます。

そんな特別な日には少しばかりお話を。雛人形をなぜこの日に飾るようになったのか、そのルーツを簡単にご紹介させて頂きます。

古代中国には上巳節(三月最初の巳の日)に川で身を清め厄を落とすための川禊という風習があり、それが日本に伝わると、ひとの代わりに紙や草木で作った「かたしろ」を川に流す形に変わりました。
この厄落としの風習とは別に、平安時代より女の子が人形であそぶことが「ひいな遊び」と呼ばれ広く親しまれていたのですが、これら二つの風習が入り混じり江戸時代に雛人形を飾る習慣が確立したとされています。
江戸時代初期には男女一対のみで飾られていたものも時代を追うごとに特別な日を彩る人形として贅を尽くしたものとなり、今日まで存在しています。
一対の男女の人形を煌びやかに飾り立てるという優雅な行事は、世界を見回しても日本だけのようです。


工房のギャラリーでも一番大きな立ち雛をシンプルに飾り終え、今日を迎えました。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形

庭にはこの時期にしては遅い梅のつぼみが少しづつ開き始めています。雪洞と江戸時代の衣装で誂えた屏風にあわせて庭の紅白梅を飾ってみました。 工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形

一年を通しても、今日と端午の節句の日は、人形を制作する身として一番特別な日であります。
飾りつけられるこの日を待ち望んでいた人形達に想いを馳せながら、、、

座中-135、136・京都店から雛人形のご紹介2

  • 2013.02.16 Saturday
  • 00:00
工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,座中-135、136

昨日に引き続き、京都店にございます雛人形のご紹介です。
きょうご紹介するのは座雛中です。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,座中-135、136
曲水におしどりを主題として、菊や松が配され、まったりとした雅な雰囲気がただよっています。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,座中-135、136
男の子の袴は毘沙門亀甲紋でしょうか。紋様の緑の色が菊の葉の色と響き合っています。


ギャラリー人形朋 京都

〒604-8083
京都市中京区三条富小路西北角
SACRAビル1F
TEL&FAX:075-211-5914
 営業時間:11時〜18時
 定休日:水曜日


工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,座中-135、136

座小-99、100、立小-166、167・京都店から雛人形のご紹介

  • 2013.02.15 Friday
  • 18:38
本日の奈良はみぞれまじりの雨の日でした。
暦の上では春と申しますが、まだまだ寒い日が続いております。

さて、きょうは京都店にございます座雛と立雛をひとつずつご紹介します。


工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,座小-99、100
まずは座り雛。高さは約19cmです。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,座小-99、100
遠目ですと緑色の帯地に見えるのですが、近くで見ますと様々な色がつかわれていることがわかります。
金糸で表現された雲や霞。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,座小-99、100
女雛の袖には、男雛の身頃にもあった水仙をだしています。


工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,立小-166、167
こちらは立雛です。高さは約30cm。
どちらも小サイズですが、立ち姿と座り姿では10センチもちがいます。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,立小-166、167
柄は松や笹といった典型的な吉祥紋です。
男の子の胸元にある笹はバランス良く柄合わせをしております。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形,立小-166、167
そして袴。
いつも上衣ばかりのご紹介をしているのですが、この袴は上衣にあわせた松の柄になっております。
工房朋の蔵にある豊富な古裂が、色目と柄ゆきを合わせることを可能にしております。


いずれの雛人形も、ギャラリー人形朋 京都にございます。
週末ご入洛される方は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

ギャラリー人形朋 京都

〒604-8083
京都市中京区三条富小路西北角
SACRAビル1F
TEL&FAX:075-211-5914
 営業時間:11時〜18時
 定休日:水曜日

座小-34 ちりめんの雛人形

  • 2013.02.11 Monday
  • 09:30
きょうご紹介する雛人形は、2012年10月8日のブログでご紹介したのと同じ生地からお作りしています。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形
いつも正面の写真が多いので、きょうは後ろ姿からのご案内です。なんとなく二人でお月見をしているような雰囲気です。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形
全体に松の意匠があしらわれています。紫の色も落ち着いています。

工房朋,工房とも,こうぼうとも,雛人形
高さは約19cm。こちらの雛人形は、奈良の工房にございます。

工房朋
〒631-0004奈良市登美ヶ丘1-3-15
TEL&FAX:0742-49-6028
営業:月・水・金の9時〜16時
(お越しの場合は、事前に連絡をお願いいたします。)

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