オーダーメイドの人形たち ラストパート

  • 2013.10.26 Saturday
  • 16:28
以前より5回に分けて投稿しておりました、お客様のオーダーメイドの人形たちのご紹介が今回で最後を迎えます。

大変長らくお待たせしております。

前回(9月3日投稿分)までは着物の袖の柄を完成させましたが、残りの段階を一気にご紹介してまいりたいと思います。写真もたくさんございます。

工房朋の人形は人形本体を除きますと、着物、帯、半襟とこの三つの要素に集約されます。帯揚げ、帯締め、はこせこなどは装いの中に入れず、それぞれの色目、質感が十分に引き立つように、との想いからです。

なにより人形のお顔にフォーカスがあたるようにと努めております。

お客様によってはお顔と着物を選ばれました後、帯の選択肢が多いため迷われてしまうことがございます。

今回は向日葵と葵の着物それぞれの個性というものが最初から、私どものほうにありましたのでお勧めのものを二、三本づつご提案させていただきました。

お選びになられたのは、向日葵のお着物には同系色の光沢のある地に、小柄の可愛い文様が描かれた帯を。



葵のお着物にはふわっとしたやさしい色目の花びらが抽象的に描かれた帯を。



そしてこちらが縫いあがりましたお着物です。



ご注文を頂きましたころから、何度もお電話やメールにてご意見を伺うことを重ねてまいりましたが、最後の着付け完了まであとひとつのステップを残すのみとなりました。感慨深いです。

このシリーズ最初のパート1に述べましたように、双子のお嬢様へのプレゼントということでしたので、半襟は共通のもの、赤の大正時代の細かな赤の絞りをお奨めさせていただきました。


それでは着付けが終了し、完成した2体のオーダーメイドのオリジナル市松人形の完成です!

どうぞご覧ください。





後姿です。


また共布で作った髪飾りは私どもからのささやかなプレゼントとしてお付けさせていただきました。










さて、いかがでしたでしょうか?

このたびは全6回にわたり、横須賀市にお住まいの北原様からのご注文をご紹介させていただきました。
この場をお借りいたしまして、ご協力いただきましたこと、また掲載が遅くなってしまいましたが北原様様に御礼申しあげさせていただきます。

貴重な機会を頂きまして、本当にありがとうございました。


このように一から古布を用いたお着物のデザインをおこすオーダーメイドの人形にご興味をもたれましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

お客様のお好み、ご要望にも応じた世界にひとつのお人形をおつくりいたします。

費用のほうは工房朋のホームページ、オリジナル別注人形の価格表に記載されております合計金額をベースに、使わせ頂きます年代ものの古布や、刺繍の量などに応じて上乗せさせていただくというシステムになっております。

ご参照ください。http://www.doll-tomo.com/tomo/originaldoll.html

長いエントリーとなりましたが、お読みいただありがとうございました。

工房朋
http://www.doll-tomo.com
631-0004
奈良市登美が丘1-3-15
0742-49-6028


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