嵐山の春だより

2019.04.16 Tuesday

三寒四温を繰り返しながら、はにかむように今年も春が訪れました。今年は4月になっても気温が低い日が多かったせいか、京都では長く桜が楽しめており、ようやく桜吹雪が舞い始めたところでございます。


 いつもブログを読んで下さり、ありがとうございます。本日は京都嵐山の春だよりをお届けしたいと思います。どうぞお付き合い下さいませ。

 

 嵐山は京都屈指の名所であり、世界中からいらした観光のお客様で賑わっております。四季折々の風景は、それぞれがドラマチックでさえあり、どの方の心にも深く刻まれることでしょう。古くは王朝貴族の別荘地として親しまれてきた嵐山。春は山全体が、まるでベールをかけたように桜色に染まります。

 桜の名所100選にも選ばれているこの景色の手前には、シンボリックな渡月橋があります。桂川にかかり、今では京都市の右京区と西京区を結ぶ渡月橋。その歴史は古く、834〜848年にかけて架橋されたとされています。またその命名は「月が橋を渡るように見えた」という逸話からきています。  


次に渡月橋より少し離れた妙心寺退蔵院をご案内いたします。こちらでは花木が春の準備を始めるこの時期に合わせて、特別拝観を開催しております。枯山水庭園「元信の庭」とともに池泉回遊庭園といった二つの異なる庭園を併せ持つなか、「余香苑」では大きな花傘のように開く紅垂れ桜が楽しめます。その下にたたずむと、まるで桜色の幸福感に包みこまれるようです。

通常は非公開の本堂では、狩野了慶作の襖絵や、国宝である日本最古の水墨画「瓢鮎図(ひょうねんず)」(摸本)を見ることができます。また喧騒から離れたこの静かな空間では、水琴窟と鹿おとしの響きに耳を傾けながらお抹茶をいただくことができ、極上な時間を過ごせます。(お菓子には水墨画にちなんで、ユーモラスな鯰の絵がほどこされています)


京都の春は、まだまだほころびはじめたばかり。あなただけの特別を探しに、お出かけになりませんか。お時間が許せばギャラリー人形朋にもお立ち寄り頂けますと幸いでございます。すみれ色のドレス(幕末の打掛けより製作)を着たお人形とともにお待ち申し上げております。


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