人形倶楽部朋について パート2

  • 2012.10.23 Tuesday
  • 16:24
工房では大ぶりの柘榴の実が熟し、ボトッと落ちる音が聞こえるようになりました。


最近は朝晩だけでなく、日中日陰に入ったときや、少し風が吹くだけでも肌寒くなってきているのが感じ取れますね。


さて、前回は工房朋の人形着物教室「人形倶楽部朋」についての簡単な説明とよくある質問を紹介させていただいたのですが、今回はその答えになります!


1.自分は和裁の経験がないのだけど、、、

2.人形の衣装にする着物がないのだけれど、、、

3.何月何日までに仕上げたいのだけど、、、

4.一体の人形につき、一枚の着物しか縫えないの??

5.予定が急に入るかわからないのだけど通えるかしら??


【お答え】
1.和裁は、幼少時にお母様から習われたり、学校で基礎を習われた方もいらっしゃるのですが、まったく経験のない方がほとんどです。
人形倶楽部朋では、和裁専門の講師が丁寧にかつ楽しくお教えさせていただきます。一つ一つ、先生に言われる通り縫っていったら着物が一つ完成していました!というお声もよくお聞きします。それぞれの方のレベルに合わせて細やかに指導させていただきます。和裁の経験がないから、、、と躊躇されている方は是非一度見学にお越しください。


2.人形倶楽部朋は、思い入れはあるもののもう袖を通す予定のない着物を人形用の衣装の素材として使っていただくのが目的です。
古裂にこだわらず、いろいろな布地や帯地でみなさま楽しまれています。素敵な柄行や色味の衣装ができあがり、見せていただくのもとても楽しみです。
着物自体お持ちでない方には、京都で開かれる骨董市や古い着物を扱っているお店を紹介したり、私どもの布地をお譲りすることも可能です。
何度も縫われている生徒さんからは、出来上がりを想像しながらの生地探しが面白いとおっしゃっていただいています。


3.お子様やお孫さん、ご友人に自分で縫った着物を着せた人形をプレゼントしたい、という素敵なご相談を受けることがあります。
そのような場合には渡されるお日にちやご予定があることとおもいます。
時間に余裕をお持ちの場合は別といたしまして、お急ぎの場合は月に二度、奈良の教室と京都の教室の両方に通って頂くことも可能です。
通常、一枚の着物を完成するまで6ヶ月かかりますが、奈良と京都にお越しいただくことで半分の3カ月に短縮できます。
大変ご足労をおかけいたしますが、特別にお急ぎの方はご検討ください。


4.人形倶楽部朋では入会時に授業料三万円と工房朋の裸人形を一体ご購入いただいております。
一体の人形につき一枚の着物が原則で、一回の教室の参加人数の関係上、授業をお待ちいただくこともあります。
人形を三体以上お買い上げの方から、授業料のみで着物だけを作っていただくことができます。また現段階では工房朋以外の人形、またはお着物のみの教室の参加はお受けしておりません。


5.人形倶楽部朋の雰囲気を「人形と着物を愛でる方が集まるサロン」と形容された方がいらっしゃいましたが、まさにその通りで、おかげさまで北は北海道、南は九州からはるばるお越しいただいております。
突然ご都合が悪くなりお越しいただけなくても、授業を振り替えることができます。
全6回で着物が出来上がるよう柔軟に対応させていただきますので、お忙しい方にも好評いただいております。







いかがでしたでしょうか?写真は奈良の教室に参加されている方々のお人形たちです。

参加された皆様から「自分の手で一針づつ縫った着物をまとった人形は本当に特別」、「次は違う人形に違う着物を着せてみたい」といったお声を多く寄せられます。
大変嬉しく、また、私どもも新たなインスピレーションを受けることが多々あります。

人形倶楽部朋では随時、人形の着物を縫ってみたいという方を募集しております。お手許の着るご予定のないお着物や思い入れのある布地たちを衣装に仕立て、工房朋の人形に着せてみませんか?

さらに詳しいご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
お待ちしております。


工房朋 奈良
〒631-0004
奈良市登美ヶ丘1-3-15
TEL&FAX: 0742-49-6028
営業:月・水・金の9時〜16時

ギャラリー人形朋 京都
〒604-8083
京都市中京区三条富小路西北角
SACRAビル1F
TEL&FAX:075-211-5914
営業時間:11時〜18時
定休日:水曜日

人形倶楽部朋について パート1

  • 2012.10.17 Wednesday
  • 15:34




今日は奈良のギャラリーで月に一回開催している人形の着物教室「人形倶楽部朋」がありました。

生徒さんに了承を得て冒頭の写真をパシャリ。
もくもくと手を動かしながらも、いつも楽しそうな笑い声が飛び交っています。ゆったりとした時間がそこには流れています。

今回は2回に分けて人形倶楽部朋について寄せられる質問にお答えしたいと思います!


まず、「人形倶楽部朋」はお求めいただいた工房朋の裸人形に、生徒さん一人一人の思い入れのある着物や、帯、裂地を用いてご自身で人形の着物を縫って頂く教室です。一枚の着物を六回の教室で仕上げて頂くコース内容で、裁断、縫製、着付けを専門の講師が丁寧に最後までお教えさせて頂きます。

奈良の工房朋併設のギャラリーと、ギャラリー人形朋京都にて、月一回のペースで開催しており、奈良は第三水曜日、京都は第二木曜日、ともに午前十一時から午後五時までです。


参加を検討中の方からは、

・自分は和裁の経験がないのだけど、、、
・人形におあつらえ向きの着物がないのだけれど、、、
・何月何日までに仕上げたいのだけど、、、
・一体の人形につき、一枚の着物しか縫えないの??
・予定がいつ急に入るかわからないのだけど通えるかしら??

といったご質問をよくいただきます。

次回はそれらについての答えと、より詳しく人形倶楽部朋を知って頂ける記事を公開予定です。

パート2に続きますが、乞うご期待ください。







  





行楽日和と人形

  • 2012.10.13 Saturday
  • 23:27
本日奈良は秋晴れの空でした。





人形を連れて出かけることも多くなり、道端のコスモスと写真を撮ってみました。
コスモスは漢字で書いて「秋桜」。花言葉は人気の花だけあって色々いわれがあるようですが、「乙女の純真」やそれに似たことばが多いようです。
花弁の形だけではなく、たのしむ時期も短いという点で桜に似ているような気がします。


この人形の衣装はは大正時代の着物から制作したものです。
コスモスは着物のモチーフになるほど、当時の人々の目を楽しませていたのでしょうか。



写真を撮っていると、足を止められた御婦人とお話がはずみました。

「秋ですね。」





全長49センチ、肌の色は少し濃いめの肌色です。
昔ながらの市松人形に近いクラシカルな顔立ちで、おっとりとした表情をしています。
価格は430,500円(税込)。
奈良ギャラリーにてお待ちしております。


工房朋 奈良

〒631-0004
奈良市登美ヶ丘1-3-15
TEL&FAX: 0742-49-6028
営業:月・水・金の9時〜16時
お越しの場合は、事前に連絡をお願いいたします。 また、その他の曜日を希望される方は一度ご相談ください。

13525・52cmの女の子

  • 2012.10.12 Friday
  • 16:32
工房朋の人形の中でも、江戸時代の打掛(うちかけ)を着た人形は特に豪華な人形です。

打掛の歴史は室町時代にさかのぼり、武家の女性が内着である小袖の上に羽織ったのが打掛です。
江戸時代には大奥に勤める上臈・中臈といった高位の女性や内裏の上級女官が日常的に用いたそうで、江戸時代後期になってようやく上方や江戸の富裕な町人が婚礼等に着用するようになりました。また吉原や島原といった特定の遊郭でも上級の女性達が正装として用いたようです。

ですので打掛には松竹梅や鶴亀といった吉祥をあわらす意匠が多く、刺繍や金糸などをほどこした豪華なものがたくさんあります。


きょうご紹介する市松人形は、江戸時代の古裂のなかでも特に希少な打掛から仕立てたものです。

工房朋,市松人形,江戸時代,打掛
工房朋,市松人形,江戸時代,打掛
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高さ:52cm(着物の丈は約39.5cm)
価格:892,500円(税込)

こちらは奈良のギャラリーでご覧いただけます。
秋の行楽などで奈良方面へお越しの方はぜひお立ち寄りください。


工房朋 奈良

〒631-0004
奈良市登美ヶ丘1-3-15
TEL&FAX:0742-49-6028
営業:月・水・金の9時〜16時
お越しの場合は、事前に連絡をお願いいたします。 また、その他の曜日を希望される方は一度ご相談ください。

秋の真ん中

  • 2012.10.10 Wednesday
  • 17:25
工房朋から歩いて数分のところに「大渕池公園」という公園があります。 きのうは人形をつれて夕陽を見にいってきました。
工房のスタジオや庭とはまたちがった雰囲気の写真をおたのしみください。

工房朋,市松人形,日本人形
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雛人形のご紹介

  • 2012.10.08 Monday
  • 17:48

工房朋の雛人形には立ち姿と座り姿のものがあります。
種類は、立大、立中、立小、座大、座中、座小の6種類です。







この写真は座小の雛人形で、大正時代の縮緬をつかっています(451,500円・税込)。

ギャラリー人形朋 京都にて展示予定ですので、近くに起こしの方はぜひ遊びに来てください!

ギャラリー 人形朋 京都
〒604-8083
京都市中京区三条富小路西北角
SACRAビル1F
TEL&FAX:075-211-5914
営業時間:11時〜18時
定休日:水曜日

洋人形のご紹介

  • 2012.10.07 Sunday
  • 14:55


きょうは洋人形のご紹介です。

ふだんギャラリーではたくさんの種類の人形を見ていただけるように、同じ頭(かしら)の人形を並べることはないのですが、洋人形ばかりを並べてみました。



こちらの3体はギャラリー人形朋 京都でご覧いただけます。

仔猫のはなし

  • 2012.10.05 Friday
  • 21:06
先日このブログでご案内した新パンフレットのお問い合わせも少しずつ増えはじめ、とてもうれしく思っている今日この頃です。

すっかり涼しくなった工房の庭には、露草、赤ミズヒキ、藤袴といった秋草の間で昼寝をする猫たちがいます。

7月に生まれたこの仔猫も



すっかり大きくなって、元気に庭を走り回っています。



パンフレットの制作の傍、こうした猫たちの姿になごんでいます。

新作人形のご紹介

  • 2012.10.02 Tuesday
  • 11:53
本日は、ギャラリー人形 朋に展示中の市松人形の男の子のご紹介です。







座り姿の人形で、全長は約30cm。
大正時代の着物から裁断した衣装をまとっています。
No.13840、価格262,500円(税込)。

また、一緒に写っている帯は京都の職人さんが作られた新作の帯です。


こちらは紋名古屋帯、『重陽』(126,000円(税込))。


こちらは塩瀬の名古屋帯で『錦秋』(210,000円(税込))。

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