江戸時代後期の着物を裁断しました。

  • 2014.07.08 Tuesday
  • 00:01
本日は七夕です。毎年この辺りは天気は悪いようで、超大型台風の接近で今年も変わらずという感じです。

どうか大きな被害がでませんように。

前回ご紹介しました江戸時代後期の解いた状態の打掛を人形の着物用に裁断しました。

工房朋の人形には古い古裂、時代をこえて現代に残り続けてきた着物から制作した衣装を着せつけています。

贅沢に人形用に柄を取り、仕立てすることは、破れやシミなど様々な問題と、柄を優先させて着物からはやはり僅かの分量の裂地しか残りません。

今回はその中でも特に貴重なものですので、細心の注意を払い裁断しました。

二枚の着物の柄を取ることができ、一つはこれ以上ないというぐらい豪華な刺繍をメインに。


もう一つは染めの美しさと余白を活かしたものとなります。三羽の鶴がいます。



いかがでしょうか。帯もそれ相応なものを探して裁断をいたします。

どの顔の人形に着せるのか、今から想像をしていきます。

最後に京都店にいる、夏の着物を着た織姫と彦星です。


工房朋
奈良市登美ヶ丘1-3-15
0742-49-6028

人形朋 京都
京都市中京区三条富小路北西角SACRAビル1階
075-211-5914
営業時間11時〜18時
水曜定休

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http://www.doll-tomo.com/

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江戸時代後期の、、

  • 2014.07.01 Tuesday
  • 00:24
工房朋の市松人形の大きな特徴はその着付けております着物のほとんどが戦前の時代物の着物から制作した衣装を纏っているところでございます。

柄、染め、刺繍、質感など今見ても決して色褪せて見えることはありません。

そのなかでも最も貴重で豪華な江戸時代後期のもののご紹介をさせて頂きます。

もともとは一枚の裾に綿がたっぷりと入れられた打掛が、解かれた状態で工房にやってきました。


なんとも言えない紺と緑がかった灰色の地にたくさんの数え切れないほどの刺繍が施されています。



どの部分ををとってみても思わず写真に収めたくなる、そのような存在感があります。


その刺繍も細い糸をたくさんよって膨らんでいるように見えるものや、金糸、銀糸も豪華に使われ、そのうえ鯛と亀と鶴も描かれております。

江戸時代後期の縮緬の打掛でこのように破れやしみ、ひけ等のダメージがないものは手に入れることが大変難しくなっております。

もしこのように解かれていなかったら美術館に保存されていてもおかしくないレベルのものだと思われます。

このすばらしい打掛に出会えた縁なるものに感謝をしております。

打掛を裁断したものはまた追ってご紹介をさせて頂きます。

工房朋
奈良市登美ヶ丘1-3-15
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人形朋 京都
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