別注オリジナル市松人形の例 京都府宇治市 小島様

2014.04.16 Wednesday
展示会の告知以外には久々の投稿となります。

桜の季節はあっというまに終わり、後に咲き出す大阪の造幣局の八重桜もそろそろ終わりを迎えているようです。

今回はお着物をお持込いただき、人形用衣装として新たな命を吹き込むお手伝いをさせていただくオリジナル別注人形のご紹介をさせていただきます。

ご注文の流れを簡単にご説明させていただきますと、まずはお着物、帯、襦袢、半衿などお人形用にお使いさせていただけるものをご準備していただきます。

そしてお近くの展示会、京都店人形朋、奈良の工房などで(ご遠方のお客様にはお好みをお聞きしてお写真のやりとりでのご選択も可能です)お人形の大きさとお顔を選んでいただきます。

お持込いただくお着物と人形全体の雰囲気などを最終的にお伺いして裁断にうつります。

およそ完成までは2ヶ月の納期となります。

ご自宅に眠っている愛惜のあるお着物をぜひ工房朋の人形に着せてみてはいかがでしょうか。



今回は京都府宇治市にお住まいの小島様の例を特別にご紹介させていただきます。

お持込いただいた着物と帯です。



満月の中に季節ごとの花や生垣などが描かれ、絞りの雲と桜も淡い桃色の空に浮かんでいます。



名古屋帯、紅葉と桜、松葉がひらひらと。



お選びいただいた人形本体です。こちらはオリジナル別注人形のお客様に人気の大きさで全長44センチになります。



お顔のアップです。



このように着物と帯を解く前に人形のお顔と雰囲気が合うか必ず合わせてみます。

完成までまだまだご紹介したいものがございます、大変長くなりますので一旦ここまでにさせていただきます。

次回ご期待くださいませ。

小島様、お写真のご協力をいただき誠にありがとうございます。

工房朋
奈良市登美が丘1−3−15
0742-49-6028
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オーダーメイドの人形たち ラストパート

2013.10.26 Saturday
以前より5回に分けて投稿しておりました、お客様のオーダーメイドの人形たちのご紹介が今回で最後を迎えます。

大変長らくお待たせしております。

前回(9月3日投稿分)までは着物の袖の柄を完成させましたが、残りの段階を一気にご紹介してまいりたいと思います。写真もたくさんございます。

工房朋の人形は人形本体を除きますと、着物、帯、半襟とこの三つの要素に集約されます。帯揚げ、帯締め、はこせこなどは装いの中に入れず、それぞれの色目、質感が十分に引き立つように、との想いからです。

なにより人形のお顔にフォーカスがあたるようにと努めております。

お客様によってはお顔と着物を選ばれました後、帯の選択肢が多いため迷われてしまうことがございます。

今回は向日葵と葵の着物それぞれの個性というものが最初から、私どものほうにありましたのでお勧めのものを二、三本づつご提案させていただきました。

お選びになられたのは、向日葵のお着物には同系色の光沢のある地に、小柄の可愛い文様が描かれた帯を。



葵のお着物にはふわっとしたやさしい色目の花びらが抽象的に描かれた帯を。



そしてこちらが縫いあがりましたお着物です。



ご注文を頂きましたころから、何度もお電話やメールにてご意見を伺うことを重ねてまいりましたが、最後の着付け完了まであとひとつのステップを残すのみとなりました。感慨深いです。

このシリーズ最初のパート1に述べましたように、双子のお嬢様へのプレゼントということでしたので、半襟は共通のもの、赤の大正時代の細かな赤の絞りをお奨めさせていただきました。


それでは着付けが終了し、完成した2体のオーダーメイドのオリジナル市松人形の完成です!

どうぞご覧ください。





後姿です。


また共布で作った髪飾りは私どもからのささやかなプレゼントとしてお付けさせていただきました。










さて、いかがでしたでしょうか?

このたびは全6回にわたり、横須賀市にお住まいの北原様からのご注文をご紹介させていただきました。
この場をお借りいたしまして、ご協力いただきましたこと、また掲載が遅くなってしまいましたが北原様様に御礼申しあげさせていただきます。

貴重な機会を頂きまして、本当にありがとうございました。


このように一から古布を用いたお着物のデザインをおこすオーダーメイドの人形にご興味をもたれましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

お客様のお好み、ご要望にも応じた世界にひとつのお人形をおつくりいたします。

費用のほうは工房朋のホームページ、オリジナル別注人形の価格表に記載されております合計金額をベースに、使わせ頂きます年代ものの古布や、刺繍の量などに応じて上乗せさせていただくというシステムになっております。

ご参照ください。http://www.doll-tomo.com/tomo/originaldoll.html

長いエントリーとなりましたが、お読みいただありがとうございました。

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オーダーメイドの人形たち パート5

2013.09.03 Tuesday
9月に入り3日目の今日は、前エントリー8月29日よりも10度ほど低いそうな。
季節の変わり目は気象予報士さんにとっては腕の見せ所なのではないでしょうか。

工房の庭の虫達も、気持ちよく羽を伸ばして合唱しているかのようです。


前回までは、柄に合う頃合いのよさそうな古裂を少しづつ組み合わせて、赤の縮緬の上に置くところまでの内容でした。

今回は決まったパターンにどのように刺繍をほどこしていくかという段階についてです。


袖の上における柄の割合が通常の着物よりも多めになっていますので、金駒の量を気をつけないと柄を台無しにしてしまいかねません。
またご相談させていただき、ほぼ私どもの提案そのままでということになり、悉皆屋さんにその旨を伝え刺繍をしていただきました。

その際には糸の太さ、よりのかけ具合、金糸の色合いという風に何度もシュミレーションをし、見本と照らし合わせました。 そして出来上がったのがこちらです。

向日葵の刺繍



葵の刺繍





いかがでしょうか。

続きます。


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オーダーメイドの人形たち パート4

2013.08.29 Thursday
ここ数日の初秋のような涼しさから晩夏に逆戻りのような暑さで、体調管理に気をつける必要がありそうです。


今日は以前(6月25日分)に投稿しました内容の続きになります。

前回までの内容は着物のデザインからおこす別誂えを初めてご注文頂いておりまして、その下絵が完成したところまでご紹介させて頂きました。

色とりどりの小さな古裂の模様をきりぬいて、それぞれのお花をモザイクのように表現するというのが当初の計画でしたが、この案は納期オーバーのためあえなくボツとなりました。

そこでどうしようかと古裂の部屋にこもり布地をひっくり返していますと、なんとなくイメージ湧いてくるような模様のものがちらほらと出てきました。

何種類か候補の物を選び出し、切り抜く前にそれぞれのものを写真に収めてプリントアウトしてから赤の縮緬の上においてみたところ、、、

よい手応えを感じました。

さらによりお客様のイメージに合う物を相談させて頂き、そしてたくさんの組み合わせにしてみたところ、このような組み合わせで次の工程へ進むこととなり、ところどころに刺繍をほどこしていくこととなったのです。写真は荒裁ちをした古裂を縮緬のうえにおいてみたところです。


向日葵の着物


葵(タチアオイ)の着物



続きます。


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オーダーメイドの人形たち パート3

2013.06.25 Tuesday
前々回の投稿に引き続きます。

別注人形について、通常のお手持ちの着物をお持込していただく以外、新たな形のオーダーメイドの着物の人形を、どのように生み出していくのか。ブログカテゴリー第三弾です。
 
前エントリー最後に、これはオーダー頂いた際にチャンスと捉えるということを書きました。お代金を頂いて新しいことに挑戦させていただけるのです。楽しみでもあり、不安もあり、工房内でもさまざまな意見を言い合いました。
 
人形用着物のための反物を作られている方も存じていますが、とても2体の人形のためだけに図柄をおこしてもらい、染めてもらうことなどはコストの関係からみても見合いません。なによりお客様とのやり取りの中から偶然生まれたアイデアをほかの方々に投げて、それから制作した着物を着付けるだけで工房朋の新しいオーダーメイドの別注人形ですとは言いたくはないと。
 
やはり我々の持っているもので新しいものを生み出す努力が必要であると強く感じました。
 

少し話はそれますが、着物用に置いてあるたくさんの古裂のなかには裁断が終わり、つぎはぎの穴だらけになっているものがたくさんあります。そのなかには色も柄もそれはそれは綺麗で繊細で、年月をかけてしか出ないような色目、手触り、、、愛しくなる小さなものたちです。
 
今までは裁断後、着物の模様がこれ以上とれないとなると、ファイリングをし奥に仕舞いこんでいたのですが、それをたまたま思い出し、あけることがありました。 中には色とりどりの小さなきれが、色あせることないままとじられていました。


 


そしてそれらの裁断がすんだ小さな端切れのなかから使えそうな模様のところだけを抜き取り、それを赤や紫の無地の縮緬の上にアップリケとして施し、ところどころに金駒を施し、最初にお客様とのお話で出てきた思い入れのあるお花の形に仕上げることができるのではと思いたったのです。
 

そのことと並行して、着物の出来上がりの柄を簡単に図に起こすことをはじめており、これに関しては素人同然ですのであまりお見せできるものではありませんが、お子様に贈られるとのことでわかりやすく大胆なものにしてみました。

双子のお子様は葵と向日葵のお花にちなんで名づけられていたので、その模様を袖に大きく描いた下書きです。

ともに夏のお花です。

のびのびとすくっとした感じがでるように。


                         








次回に続きます。

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