第18回京雅人形展のご案内

2012.08.29 Wednesday
2012年9月16日〜9月23日まで、広田屋様にて開催される「第18回京雅人形展」に工房朋の人形を出展させていただきます。

 京雅人形展
 午前10時〜午後5時30分(入場は5時まで・会期中無休)
 会場:広田屋 様  〒365-8514 埼玉県鴻巣市人形1-6-18
  代表電話番号:048-541-8888
  元の代表番号:048-541-0451(カーナビ使用の場合)

広田屋様はひな人形の産地として380年以上の歴史のある鴻巣市でいちばん大きなお店で、会期中は250坪の広いフロアーでたくさんの人形が展示されます。工房朋からも、昨年より多い約50体の人形を展示させていただく予定です。お近くの方はぜひ足をお運びください。

一足先に秋の訪れを。

2012.08.27 Monday
少しづつではありますが、秋の訪れを感じることが多くなってまいりました。

木陰に入ったときにふと感じる風の涼しさや、虫の鳴き声の種類に季節の変わり目を感じるときがあります。

工房朋では、日本特有の変化に富んだ美しい四季の変化を人形が着る着物で表現していけたらと前々から考えておりました。私どもの人形がまとっているその衣装は、古裂(昔の人が大切着ていた着物)を人形用の大きさに裁断をし、新たに仕立てたものを着せ付けております。古くは江戸時代後期のものから、明治時代、大正時代、そして昭和の初期にかけての歴史を経た素晴らしく状態のよいものを厳選して使用しております。当時の職人の方への尊敬を忘れることなく、愛惜をこめて新たな人形用衣装へと仕立て変えております。


今回はその古裂を着物に仕立てる前の状態で一度お見せしたいと思い、二種類の古裂を写真におさめてみました。

一つ目は紋縮緬紅葉車輪文様です。とても豪華で見栄えのする衣装になる予感がします。


大正時代のものです。


緑に赤がとてもよく映えています。


また何枚かの葉には細かい刺繍が施されております。思わず遊び心を感じてしまいます。


二つ目は縮緬萩薄文様です。
夏から秋へとかけて空がより青く高く見えるなか、萩と薄が揺れている。そんな情景が浮かぶようです。


大正時代のものです。花もほんのり色づけられています。


しぼは大変細かく、リズミカルで季節感のある衣装になりそうです。


今回はこの二種類のみですが、季節に合ったものを追ってご紹介していく予定です。
次は帯地の予定です、お楽しみに^_^

またここでご紹介したものを別誂えで人形用に仕立てさせていただき、お好きなお顔の人形に着せることが可能です。又既にお持ちの人形の着せ替えとしてもお薦めさせていただきます。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

みがきの作業

2012.08.22 Wednesday


先日のブログで人形の頭(かしら)の制作過程を簡単に書きましたが、こちらは先日3で紹介したみがきの作業です。

頭の表面のみがきはよわい力で時間をかけて行うため根気のいる作業なのですが、みがいている最中も表情や表面の小さな凹凸を目や手のひらで確認するので、集中力も必要になってきます。
しかしこの作業を丁寧にしなくては、この後の仕上げ用の胡粉を綺麗に塗ることができません。
やっとひとつみがき終わったと思っても、乾燥させてからチェックするとまだまだ気になる点があることもあります。
地味ですけど、大切な作業です。



きょうはここまでです。

朋の人形制作について

2012.08.20 Monday
7月の初めよりギャラリー人形朋 京都にて朋の人形の制作工程の一部をご紹介しています。
朋の人形がどのように作られているのか多くの方に知っていただきたいと思い、一部ではありますがブログにもとりあげてみました。


工房朋,市松人形
1.通常、市松人形の頭は桐粉と糊をまぜて作られた原形に胡粉をぬり重ねて仕上げられますが、工房朋の人形はベース自体を胡粉と膠のみで作っています。
こちらの写真は、材料である胡粉と膠を工房朋独自の経験と研究に基づき配合したものを型に流し込み、凝固したあと冷暗所にて半年ほどかけて乾かしたものです。ベースと仕上げに同じ素材である胡粉を用いているため、ひび割れなどが少なく、耐久性に優れた軽量の人形のベースができます。


工房朋,市松人形
2.人形の目には義眼用ガラスを使用しています。
このガラスを傷付けないよう、目頭、まぶた、目尻、口元などを左右均等になるよう彫り出します。この工程がのちのち人形の表情を決めます。

工房朋,市松人形
3.表面のみがきは力を入れると顔の形が変わってしまうため、よわい力で時間をかけて行う根気のいる作業です。
特に小鼻、まぶた、口元のみがきは難しく、細心の注意を必要とします。また、小さな穴をふさぐために胡粉を練ったものを何度も重ねるため、ひとつの頭に数日を要します。


工房朋,市松人形
4.表面に弁柄(酸化鉄)などの染料を溶かしこんだ仕上げ用の胡粉をすり込むことで、やわらかさ、ぬくもり、つやなどが生まれてきます。
この段階で、色の白い子と肌色の子にわかれます。


工房朋,市松人形
5.眉・まつ毛・もみあげ・頬紅・口紅といった面相を一筆一筆ていねいに心をこめて描いていきます。
人形の個性となるさまざまな表情が生まれてくるのです。


工房朋,市松人形
6.髪の毛をそれぞれの頭の形に合わせて貼って切りそろえます。特に前髪のラインにはとても気を配ります。
丁寧に櫛を入れたら完成です。


簡単にご紹介しましたが、一体の市松人形が完成するまでおよそ200日を要します。
人形に抱いたイメージを細部にいたるまで追求することが重要だと信じているため、手間と時間はかかっても一般的なパーツごとの分業制をとるのではなく工房での一貫した制作に励んでおります。


ギャラリー人形朋 京都より

2012.08.16 Thursday
ギャラリー人形朋 京都の市松人形をご紹介します。





市松人形。高さ約32.5cm。着物は明治時代のちりめん、柄は萩。帯は子供帯を合わせました。価格は315,000円(税込)



市松人形。高さ約32.5cm。着物は大正時代のちりめん、菊の柄。帯は子供帯。価格は273,000円(税込)。
こちらはボディのみ売れております。


市松人形。高さ約32.5cm。大正時代のちりめんの着物に子供帯を合わせました。立ち姿ですが、座らせることもできます。価格は294,000円(税込)


この三体の人形はすべて同じサイズですので、好きな子に別の着物を着せることもできます。ボディーのみですと、136,500円(税込)です。


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